180116 森之宮病院とボバース記念病院のこと
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森之宮病院はボバース記念病院を擁する医療法人大道会が運営する総合病院で、2007年の春に誕生した、ゆったりしたスペースの病院です。 私と同い年の旧友が、十数年前に糖尿病が原因の脳梗塞で倒れ、数ヶ月ほど城東区のボバース記念病院に入院していました。決して大きくはない病院は全国から訪れるリハビリ患者でごった返していました。残念ながら私の旧友は脳梗塞の症状がひどくてリハビリの効果も期待できず港区の病院に転院し、その数年後に亡くなりました。
意思疎通もできず彼の哀しそうな目を見るの辛かったですが、家から歩いて20分ほどの近くなので何度も通いました。行くたびに病院の狭いスペースで働くスタッフの真面目さや熱心さと、患者さんの必死さを目にしてリハビリの大切さが見にしみました。
その後私は近所の公営のスポーツセンターへ通い出し、現在まで12年にわたって続けられているのも、ボバース記念病院で目にした景色が残っているからかと思います。
2014年9月に穂高岳からの下山途中に滑落事故を起こし、頸椎と顎を骨折しました。高山赤十字病院入院中、大阪へ帰ったのちの通院先を探す必要がありました。「歩いて通えるところ」を条件に、頚椎は八木脳神経外科病院の整形外科(徒歩5分)に、口腔外科は森之宮病院(徒歩15分)を選び通いました。顎の治療が終わった後は歯のメンテナンスに森之宮病院に通っています。 昨年の初めからは、泌尿器科も森之宮病院で診てもらうようにしました。今病室のベッドにこうしている姿を、旧友は笑顔で見つめていてくれるような気がします。
奥田はん、ありがとう!!